簡単な作品紹介
秒速5センチメートルは2007年に公開されたアニメーション映画で、「君の名は。」や「天気の子」で有名な新海誠が監督・脚本・演出などを務めました。
20分程度の短編×3話という形で構成されており、それぞれ主人公である遠野貴樹の中学生時代・高校生時代・社会人時代を描きます。
あらすじ(公式サイトより)
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、そして彼らの魂の彷徨(ほうこう)を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。3本の連作アニメーション作品。
最近は少しファンタジー要素も交えた物語も多い新海誠作品ですが、こちらはそういった架空の要素は存在せず、ひたすら現実的なストーリーを美しい映像で描いています。
聖地巡礼記録
※アニメーション画像の出典はすべて『秒速5センチメートル』
岩舟駅
1話「桜花抄」で篠原明里が引っ越した先である栃木県の岩舟駅です。
ホーム
作中では改札に駅員がいたり待合室にストーブがあったりしましたが、実際は無人改札でストーブもありませんでした。
wikiによると2003年から無人になったらしく、1話の時系列は1990年代という設定なので、まだ無人化される前の様子を描いているようです。
駅舎
映画の中では3月にもかかわらず雪が降っていましたが、今回訪れた時は雪も降っておらず暖かったです。
駅前の自転車置き場は今はもう無いようですね。
駅前の道路
建物の感じが微妙に合わないのですが、場面的に考えて駅から出てすぐの道路だと思います。(背景の山の影は合ってますね)
小山駅(両毛線ホーム)
岩舟へ向かう途中の乗り換え駅。
小田急線で新宿駅→埼京線で大宮駅→宇都宮線で小山駅→両毛線で岩舟駅というルートですね。
大雪により電車が止まり、主人公はここでずっと待つことになります。
おまけ
実はこの聖地、アニメツーリズム協会が選ぶ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選ばれています。
しかし逆に言うと、この認定証以外は特に作品に関する掲示やアピールはなかったですね…
まぁそもそも駅前に商業施設もほぼ何もないので、アピールして観光客を呼んだところでメリットないのかもしれませんが…