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聖地巡礼とか各期のアニメ振り返りとか書きます

【聖地巡礼】君は放課後インソムニア(石川県七尾市)2023/5/21

簡単な作品紹介

 

君は放課後インソムニア、通称「君ソム」は現在(2023春)放送中のアニメで、原作はオジロマコト先生の漫画です。6月には実写映画の公開も決まっています。

 

あらすじは以下の通り(アニメ公式サイトより抜粋)

不眠症に悩む高校生・中見丸太は、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で同じく不眠症の曲伊咲と出会う。

二人は秘密の場所を共有することになり…?

不眠症という共通点をきっかけに出会った2人は、眠れないという悩みを逆手に取り、夜の街を2人で歩いたり、星を眺めたりして徐々に仲を深めていきます。

 

なんとなく「よふかしのうた」に近い設定ですが、あちらが吸血鬼という妖しい存在をメインに据え全体的に幻想的・蠱惑的な雰囲気で描かれているのに対し、こちらは高校生の青春!という感じの爽やかでエモい感じの趣になっています。

 

 

聖地巡礼記録

いつもは他の人が巡礼したブログなどで予習するのですが、今回はリアルタイムで放送中の作品ということもあり参考にできる記事が少なかったため、ストリートビューなどを用いてある程度の場所を特定し、自分で聖地巡礼マップを作ってから臨みました。

駅から海の方へ向かうルートで回収して行きます。

 

 

 

以下、画像はアニメ『君は放課後インソムニア』より引用

 

 

七尾駅北西踏切

6話、伊咲の友達3人組が流星群観測会のビラを配りに回るシーン。

踏切の北東側から撮ったものですね。

 

 

 

七尾駅長谷川等伯

1話、夜の街を2人で歩くシーン。

ちなみに長谷川等伯安土桃山時代に活躍した七尾出身の絵師です。

 

 

路地(大将寿し・スナック桂子などがある通り)

1話のCM前カットです。リボン通りの南の方の狭い路地ですね。

見つけるのに少し苦労しましたが、「大将寿し」「スナック桂子」などの看板がヒントになりました。

 

 

 

七尾郵便局

こちらは6話のCM前カット。

構図の遠近感がうまく合わず、撮影ポイントを探すのに苦労しました。

 

 

 

中山薬局

こちらも1話の夜の街を2人で歩くシーン。

菱形が並ぶ看板が特徴的です。

 

 

 

長生橋

こちらは2話のCM前カット。

この川には狭い間隔で橋がいくつもかかっていますが、背景的に女郎浜通りの橋ですね。

 

▼同行者友情出演ver



 

 

慶応橋

4話、伊咲たちの帰路。背景に巻き巻きの時計があるのが特徴ですね。

先ほどの長生橋の1つ海寄りの橋の西側です。

 

 

能登食祭市場(外観)

こちらはたびたび出てくる市場。
生鮮市場やレストランなどが充実しています。

 

 

 

能登食祭市場(1Fモントレー広場)

バイト休憩中の受川と話すシーン。

テーブルとイスがあり、市場で買ったものを食べたりできます。

 

▼原作者のサイン入りイラストを飾っているお店もあるようです。



 





 

七尾マリンパークイベント広場

能登食祭市場の裏手にある、海に面した広場。

オープニング映像などに出てきます。

 

 

七尾マリンパーク オープンデッキ

1話ラスト、朝日が昇る海を眺めるシーン。

方角的に日が昇る方向は逆だが、気にしてはいけない。

 

 

 

おまけ

のと鉄道が君ソムのラッピング車両を運行していたので、これも見てきました。

(入場券で七尾駅に入ってホームより撮影)



 

運行ダイヤはのと鉄道公式ホームページに載っているので、そちらを参考にすると良いでしょう。

【聖地巡礼】潮が舞い子が舞い(兵庫県神戸市垂水区)2023/4/29

簡単な作品紹介

阿部共実が描く漫画で、2023年5月時点で単行本9巻まで発売されています(現在も連載中)。

ジャンルとしては「シュール寄りギャグ群像劇」みたいな感じでしょうか?

絵柄はシンプルな感じながら、ちょっとした表情や所作の妙味ある描写が散りばめられています。

とにかく台詞回しの語彙センスが凄まじく、ハマった回は腹がよじれるほど笑い転げてしまうほどです。そんなギャグ展開の中で時折見られる各キャラクターの人間味や、不穏な空気のエグさが絶妙です。

 

3年ほど前に本屋で試し読み用として並べられているのを偶然見つけて読んでみたのがきっかけで、そこからドハマりしました。

 

 

下記サイトで結構な話数が無料公開されていますし、作者のTwitterでも時々1話丸々投稿してたりするので、興味を持った方はまずそちらをチェックしてみると良いでしょう。

 

 

 

 

聖地巡礼記録

今回の聖地巡礼を行うにあたり、垂水区を地元とする友人が巡礼マップを作ってくれました。

これを参考にしつつ巡っていきます。

 

アジュール舞子

出典: 『潮が舞い子が舞い』4巻37話

舞子駅の東の方にある海岸で、明石海峡大橋を臨めます。

画像は4巻37話、大垣内・中畔・小笠原が友達甲子園優勝する回ですね。

他にも2巻21話や6巻62話など、この3人が海辺ではしゃぐシーンの聖地はここになります。

 

 

 

舞子若宮神社

出典: 『潮が舞い子が舞い』2巻14話

明石海峡大橋に繋がる「神戸淡路鳴門自動車道」の東側にある神社。

2巻14話、4巻39話、5巻47話、8巻82話など、右佐のシーンで数多く出てきます。

実際行って見て気づきましたが、しめ縄を固定している棒は物干し竿でした…

 

 

 

苔谷公園前歩道橋

出典: 『潮が舞い子が舞い』7巻67話

7巻67話、百々瀬・五十嵐・一万田が街を歩き回って俳句を詠む回ですね。

舞子駅から北に少し歩いたところにある苔谷公園前の歩道橋に上がり、海の方を見るとちょうどこのアングルになります。

中央に見えている建物は「孫文記念館」のようです。

 

 

 

 

山陽舞子公園駅


出典: 『潮が舞い子が舞い』5巻55話

舞子公園駅の東側にある踏切と、駅への入り口です。

電車がやってくるタイミングに合わせてうまく撮影するのに苦労しました。

右佐と前島が三宮で犀賀の働くコスプレカフェに行った回のラストシーンですね。

 

 

 

JR舞子駅

出典: 『潮が舞い子が舞い』8巻78話

水木・火川・風越・土上が街ブラ動画を撮る回。

その他にも駅前のシーンとしていろいろな回に出てきます。

JR舞子駅の南側出口付近ですが、駅の裏にある商業施設「ティオ舞子」は1枚目の画像には存在しない様子。

 

 

 

田畑莨店

出典: 『潮が舞い子が舞い』8巻78話

那智先生と浜さんが偶然会って、そのまま食堂びわたにで飯を食う回の冒頭。

JR舞子駅のすぐ隣にあるタバコ屋、たこせんの看板が目印です。

 

 

【聖地巡礼】色づく世界の明日から(長崎県長崎市)2022/1/8~9

簡単な作品紹介

「色づく世界の明日から」はP.A.WORKS制作のオリジナルアニメで、2018の秋アニメとして放送されました。

主人公の月白瞳美は魔法使いの家系に生まれながら魔法に対して嫌悪感を持っている高校2年生の少女で、幼い頃に色覚に異常をきたし、目に見えるものすべてがモノクロに映るようになってしまいました。

その事情もあって他人に心を閉ざしがちだった瞳美ですが、祖母の魔法により(半強制的に)西暦2078年から2018年にタイムスリップさせられます。当時女子高生だった祖母の家に居候し、その時代の高校に通いながら元の時代に帰る方法を探すことになります。

 

この作品の最大の魅力は、何と言っても作画の美しさでしょう。単にキャラクターがかわいかったり動きが滑らかだったりというだけでなく、背景作画が非常に丁寧です。

出典:『色づく世界の明日から』

↑この蛇口の作画1つとっても、そのクオリティの高さがよくわかると思います。

もちろん作画だけでなくストーリーも非常に面白く、いろんな人と関わって徐々に変わっていく主人公や、サブキャラクター間の人間関係の描写などが大変エモいです。

個人的にはもっと評価されるべき作品だと思ってます。

 

聖地巡礼記録

アニメ放送から3年経ったタイミングでこの作品の聖地巡礼を行おうとしたきっかけは3つほどあります。

1つめはちょうどその頃(2021/10~12)に色づく世界の明日からの再放送が行われていたこと。
再放送を視聴して、改めて良い作品だな〜と感銘を受けました。

 

2つめは公式が長崎の各施設に期間限定でフォトスポットを設置したこと。

市内の5箇所に大型パネル設置という、長崎市の協力も得た企画がアニメ放送から3年後に行われるとは…。

 

3つめは↓を読んだこと。

原文は2019年4月に発売された雑誌に掲載されたもののようですが、このタイミングでちょうどweb記事化されていました。

 

そんなこんなで長崎行きて〜と思っていたところにちょうど連休があったので、急遽飛行機を予約し、軽率に長崎に飛びました。

 

アニメ画像は『色づく世界の明日から』より引用

 

祈念坂

キービジュアルの集合絵の背景として描かれていた場所。

この作品以外にも、映画やポスターのロケ地として使われることが多いそうです。

付近は狭くて急な坂道が続いています。

 

 

グラバースカイロード

全国的にも珍しい「斜行エレベーター」がある場所。

坂が多いという長崎の地理的事情もあって作られたもののようです。

無料で誰でも乗れます。

 

 
グラバー園

魔法写真美術部が撮影に訪れたスポット。

幕末の長崎開港後に来住したイギリス人商人グラバーさんの邸宅跡地で、入園料が必要です。

↓主演声優の石原夏織&本渡楓のサイン入りパネルもありました。

 

 

 

 

リンガー通り

 

オープニング映像の一コマ。

こちらを撮影するには「旧三菱第2ドッグハウス」の建物内からになりますが、これはグラバー園の敷地内にあり、園内に入場する必要があるため注意。

 

 

 

グラバー通り

オープニングのサビで瞳美が走ってるシーン。

グラバー通りはグラバー園から長く伸びていますが、画像の場所は「長崎伝統芸能館」の前あたりです。

 

 

 

長崎水辺の森公園

出島の南の方にある広い公園です。

岩に座ってるシーンは多分この角度だと思うのですが、実際とは少し木の位置が違うようでした。

 

 

 

眼鏡橋

これもオープニング映像のシーン。

1634年に作られた日本最古の石橋らしいです。

中島川には狭い間隔でいくつも橋がかかっています。

 

 

 

風頭公園展望台

市街地から少し東に離れたところにある山の展望台。

左奥の方に見えるのは女神大橋ですね。

 

 

 

石橋駅電停

長崎電気軌道、いわゆる路面電車の終点駅です。

運行の邪魔にならないよう注意しましょう。

 

 

 
出雲近隣公園

物語のクライマックス、儀式を行うシーンですね。

夜景スポットでもあるので、夜でもわりと人がいました。

 

 

 

 

おまけ

先述した公式フォトスポットです。
出島ワーフ、長崎駅高架広場、長崎水辺の森公園
グラバー園展望デッキ、長崎歴史文化博物館

 



 

<2023冬>琴線に触れたアニメベスト5 & 各作品の推しキャラ

タイトルの通りです。5位から書いていきます。

 

 

 

5位: もういっぽん!

 

あらすじ(公式サイトより)

青葉中柔道部の園田未知と滝川早苗は中学最後の試合に臨んでいた。これでもう柔道をやめようと決めた未知は「スパっと一本勝ちで終わりにする!」と宣言する。しかし、結果は真逆で相手の絞め技で一本を取られ、その瞬間の失神した顔のアップがネットで晒されるという悲惨なことに……。何とも残念な終わり方になってしまったが、これで柔道は卒業して受験に専念。

9カ月後、青葉西高校には無事に合格した未知と早苗の姿があった。

 

柔道をする女子高生たちのお話です。よくあるゆるふわ日常モノというよりは、わりとスポ根系に近いかもしれません。

最初は正直「あんま予算かかってなさそうな作品やなー」と思っていたのですが、全体的に丁寧に作られており、ここぞというシーンの作画は良く、何よりストーリーが面白いので好感が持てます。

かなり良い作品だと思うのですが、あまり人気のあるジャンルではないのもあってか全然話題になってない気がします…。なんとなく火ノ丸相撲とかに近いものを感じました。

 

▼3話まで見終えた時の感想ツイ

 

推しキャラ: 姫野紬(ひめのつむぎ)

出典:『もういっぽん!』10話

初登場は7話と遅めですが、ずっとOP/ED映像やキービジュアルにはいたので気になっていました。ぶっちゃけそれだけ見るとクラスメートのギャルか…?などと思ってました
(以下ネタバレ含むため反転)

7話開始時点では柔道部は4人(全員1年生)しかいなかったのですが、全国大会の団体戦は1チーム5人制ということで、顧問の先生が「秘密兵器」として勧誘したのが3年生の姫野紬でした。

彼女は前年まで柔道部でしたが、先輩の卒業により部員が自分だけになってしまったこともあり、柔道から身を引いていました。一度は勧誘を断ったものの、主人公や中学時代の同級生の言葉もあって再入部を決意します。

派手めの外見ながら柔道への熱い思いを内に秘めているというギャップや、唯一の3年生という難しい立場ながら懸命に自らの役割を果たし部員を鼓舞する姿が非常に推せます。

 

 

 

4位: お兄ちゃんはおしまい!

 

あらすじ(公式サイトより)

引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!?
鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…!

 

1話放送後から大きな反響を呼んだ通称「おにまい」。主人公がTS×年齢逆行の結果「妹の妹」になってしまうという、性癖が壊れそうな設定です。主人公はそのままJCとして中学校に通い、クラスメートとわちゃわちゃゆりゆりするギャグ展開でストーリーは進行していきます。

原作も少し読みましたが、率直な感想は「アニメ製作会社ガチャSSR当てたらこうなるのか…」でした。作画はヌルヌル、テンポも抜群、すべてのクオリティが高いなという印象を受けました。

 

▼2話を見終えた時の感想ツイ

 

 

推しキャラ: 緒山みはり

出典:『お兄ちゃんはおしまい!』オープニング映像

主人公まひろの妹で、天才的な科学力によりまひろをJC化させた張本人。

ぶっちゃけキャラデザが好きです。あとなんやかんやでブラコンなところも好きです。

そしてオープニング映像のラストのアリナシダンスがめっちゃ良き。

 

▼ギャルモードみはり(禁止カード)

出典:『お兄ちゃんはおしまい!』11話

 

 

 

3位: 虚構推理(Season2)

あらすじ(公式サイトより)

“怪異”と呼ばれるものたちは、この世に確かに、当たり前に存在している。

“怪異”たちの“知恵の神”である少女・岩永琴子のもとには、今日も“怪異”にまつわる悩みごとが持ち込まれていた。

そんな琴子の隣に立つのは一目惚れした相手であり、“怪異”にさえ恐れられる男・桜川九郎。

これは、普通ではない2人が力を合わせ、“怪異”たちの引き起こす理外的でミステリアスな事件に【虚構】で立ち向かっていく物語。 

 

体感では、ミステリ要素と怪異要素と恋愛要素が6:3:1くらいの割合で混在する作品という感じです。

「鋼人七瀬編」がその大半を占めていた1期と対照的に、2期は「導入(アニオリ)」「雪女編」「六花再び」「電撃のピノッキオ編」「スリーピング・マーダー編」「うなぎ屋の幸運日」と1~4話で完結する比較的短めの編で構成されています。

1期放送後に原作漫画の方を読み進めたので今回放送された分はすべて既知の話でしたが、改めて見ても十分に楽しめました。本当に話の作りが上手い…

尺の都合でカットされたエピソードもあるので、気になる方は是非…マガポケのアプリなら1日1話無料で読めます。個人的に岩永琴子高校生編(20話)が特に好きな話です。

 

 

推しキャラ: 雪女

出典:『虚構推理』14話

主人公の岩永琴子も好きなんですが、Season2で言うならやはり雪女になるかなと思います。

人外のキャラが出てくることも珍しくないこの作品ですが、ひときわ美しく描かれてる気がします。顔が良すぎる。

 

▼人間を装ってる姿もgood

出典:『虚構推理』14話

 

 

 

2位: イジらないで、長瀞さん 2nd Attack

あらすじ(公式サイトより)

「後輩の女子に泣かされた……!!」

ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、
スーパー“ドS”な後輩に目をつけられた!
先輩を、イジって、ナジって、はしゃぐ彼女の名前は──

長瀞さん』 !

憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。
あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。

 

これだけ読むと「特殊性癖向けアニメかな?」と思われるかもしれませんが(実際その側面はありますが)、この作品はラブコメとして非常にクオリティが高いと思っています。

ヒロインである長瀞を魅力的に描くという最重要ポイントを保ちつつ、柔道大会編で過去に触れてちょっと真面目な話をしてみたり、キレキレのギャグの応酬があったり、あるいは申し分ない展開があったり…

1期序盤は結構キツめの描写も多いですが、徐々に長瀞がデレ始めてエモい展開も増えていきます。個人的にはこのくらいの塩梅が一番刺さります。

一方で、Mの有識者からは「長瀞さんには、もっと一方的に主人公を蹂躙してほしいところである」というコメントをいただいており、バランスを取るのは難しいなと痛感するところです。

 

▼5話、6話放送後に高まり散らしているツイート

 

 

推しキャラ: 長瀞

出典:『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』6話

ヨッシーや折原といったサブキャラもわりと好きなんですが、やはりこの作品はメインヒロインの長瀞なしには語れないですね。

「Sデレ」と表現されているように、古今東西ツンデレキャラよろしく「攻撃力は高いが防御力は低い」系です。特に2期ではすぐにデレ瀞になります。

 

▼デレ瀞

出典:『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』5,6,8,11話

 

 

 

 

 

1位: 転生王女と天才令嬢の魔法革命 

あらすじ(公式サイトより)

パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。
けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。
ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。
そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。

 

結構迷いましたが、1位はこの作品になるかなと思います。正直放送前は完全にノーマークで「また凡庸な異世界転生モノかな…」とさえ思ってました。

高評価としたポイントはいくつかありますが、やはり最も特筆すべき点は作画ですかね。人物のかわいさ、背景の美しさ、戦闘シーンの動きと全てにおいてハイクオリティで、それが最終話まで維持されていました。

キャラクターもたいへん魅力的です。破天荒で自由人な女×真面目すぎて壁にぶつかった女のバディものと言うと、昨年放送された「リコリス・リコイル」を思い浮かべる人も多いかもしれません。最近のトレンドなんですかね?

また全体的にテンポ感も心地よく、このへんはシリーズ構成渡航(俺ガイル作者)というのもあるのかなーと思ったりしました。

 

▼3話見終えた後のツイ

 

推しキャラ: レイニ・シアン

出典:『転生王女と天才令嬢の魔法革命』7話

アニスもユフィもティルティもイリアももちろん素晴らしいです。ただ、誰か一人を決めるなら、レイニ嬢になってしまいます。cv羊宮妃那で脳が溶けました。

(以下ネタバレ含むため反転)

実はヴァンパイアと人間のハーフで、無意識下で魅了の能力を使っていたことが6話で発覚します。ワイも魅了されました。 その事実を知ったときの曇り顔たるや、これほど美しいものはないでしょうね…

ヴァンパイアの能力が呼び起こされたレイニは、以降定期的に吸血衝動が起こる身体になってしまい、そのたびにイリアの首筋から血を吸うことになります。妖艶過ぎる…

(コミカライズ4コマでも描かれてましたね)

 

▼曇り顔も美しい

出典:『転生王女と天才令嬢の魔法革命』8話

 

 

 

 

おまけ

惜しくも作品自体のベスト5入りはなりませんでしたが、個人的に好きだったキャラを特別枠で書いておきます。

 

群堂みすず(トモちゃんは女の子!)

出典:『トモちゃんは女の子!』2話

主人公&ヒロインの友人で、いつも冷静&毒舌なキャラクターです。cvは日高里菜

日高里菜というと、りゅうおうのおしごと!の雛鶴あい・艦これの睦月・盾の勇者の成り上がりのフィーロ・転スラのミリムなどといった幼くて天真爛漫なキャラクターがハマリ役だという固定観念を持っていたのですが、実はダウナー系キャラの方がその真価が発揮されるのではないかと考えるようになりました。

思えば最近はかぐや様の大仏こばち・連れカノの伊理戸結女・式守さんの八満など、落ち着いたキャラの声を当てることも多い気がしますね。

 

クール系キャラが動揺を隠せないシーンからしか摂取できない栄養素があると思っているので、たいへん琴線に触れました。毎話終了後に「群堂みすずが好きすぎる部」を高らかに宣言していたくらいです。

 

単体でも好きなんですが、キャロル・オールストンという頭ゆるふわ系っぽいキャラとの絡みもめちゃくちゃ良かったです。

基本的にはキャロルが一方的に距離を詰めては突き放されるというパターンが多いのですが、なんやかんやでキャロルもアホっぽい雰囲気を醸し出しながらもちゃんと空気を読めていて核心を突いた発言をしたりするので、結構いいコンビです。

 

▼いつもみすずに邪険にされるキャロル

出典:『トモちゃんは女の子!』8,9,11,12話

 

 

アン・ハルフォード(シュガーアップル・フェアリーテイル)

出典:『シュガーアップル・フェアリーテイル』8話

こちらはゴリゴリファンタジーな世界が舞台のお話。

砂糖林檎から作られる「砂糖菓子」が幸運をもたらすと信じられている世界で、亡き母の跡を継ぎ、一流の砂糖菓子職人になることを目指す少女です。

ある事情から眉目秀麗な護衛妖精のシャルと行動を共にし、旅を続ける中で2人の距離が縮まって行く…というストーリーで、少女漫画に近い雰囲気です。

 

真面目で明るく前向きな性格ですが、真面目すぎる故に一部からは疎まれ、たびたび窮地に陥ってしまいます。窮地で見せる曇り顔はこの世で最も美しいものの一つと言えます。

 

 

 

▼曇らせは正義(デジャヴ)

出典:『シュガーアップル・フェアリーテイル』7,12話

 

【聖地巡礼】やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(千葉県稲毛など)2022/1/16, 2/27

簡単な作品紹介

 

やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(通称:俺ガイル)は渡航(わたりわたる)先生によって書かれたライトノベルで、全14巻+α(番外編など)が発売されています。

アニメは2013春に1期、2015春に2期、2020夏に3期が放送され、原作14巻のラストの内容まで、つまり完結まできっちりアニメで描かれました。

今年はアニメ1期放送から10周年ということで、様々な企画が立ち上がっているようです。

 

ストーリーをざっくりまとめると、友達もおらずひねくれた性格の男性高校生・比企谷八幡が、ひょんなことから「奉仕部」という生徒からの依頼を請け負う部活に入ることになり、そこで出会った雪ノ下雪乃由比ヶ浜結衣らと様々な依頼をこなしていく…という感じです。

この作品の最大の魅力は、やはりキャラクターの人間味の描写かなと思います。タイトルの通りジャンルとしてはラブコメになりますが、基本的には奉仕部に持ち込まれる問題の解決をメインとして進行しつつ、ゆっくり関係を深めていきます。

 

 

聖地巡礼記録

 

今回きっかけとなったのは、JR東日本主催のスタンプラリーイベントでした。

 

この作品は原作者渡航先生の出身地でもある千葉県が舞台になっており、作中でも千葉にまつわる小ネタなどがよく出てきます。主人公らが通う「総武高校」はJR稲毛海岸駅が最寄りとされており、その周辺にいくつもの聖地が存在します。

スタンプラリーは第1弾と第2弾があったため、2日に分けて南船橋海浜幕張稲毛海岸あたりの聖地を巡りました。

 

 

アニメ画像は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』より引用

 

南船橋駅周辺

 

ららぽーと北側入口付近 マッ缶自販機

3期4話で八幡がMAX COFFEE仕様の自動販売機にテンションが上がって自撮りするシーン。

作中では商品もすべてMAX COFFEEでしたが、実際はそれ以外も売ってました。

 

 

海浜幕張駅周辺

 
打瀬北通りと打瀬東通りの交差点

海浜幕張駅から南東方面に歩いたところにある住宅街、雪ノ下雪乃の自宅がある場所とされています。

こちらは3期2話で八幡と陽乃が会話しているシーン。「予言してあげる。君は酔えない。」のくだりですね。

 

 

稲毛海岸駅南側

 

サンマルクカフェ マリンピア稲毛海岸

3期1話、川なんとかさんとその妹がいたサンマルクカフェ。

マリンピア併設のやつです。

 

 

中高浜公園

この公園は何度か出てきますね。

こちらは3期6話でいろはと八幡が話すシーン。

 

 

こちらは3期4話&9話。
「涙が止まらなければ良かった」の場面もここです。


 

 

稲毛の浜 ザ・サーフ オーシャンテラス

3期12話、現地調査という名のデート回。

稲毛海岸よりは検見川浜に近いですね。

 

 

稲毛海岸駅 北側

 

稲毛浅間神社

2期10話の初詣回で訪れた神社。

手水社は京成稲毛駅側の入り口から上がってすぐのところにあります。

 

 

稲毛陸橋

物語のクライマックス、3期11話。

「お前の人生を歪める権利を俺にくれ」というセリフが飛び出した場所です。

 

 

おまけ

スタンプラリークリア景品のクリアファイル

 

 

 

JR東日本コラボで海浜幕張葛西臨海公園検見川浜駅に立っていたパネル

3駅ではそれぞれのキャラクターによる構内放送も流れていました

 

 

 

一色いろはも食べたとされる、なりたけのラーメン(原作10.5巻またはOVA参照)

 

 

 

【聖地巡礼】宇宙よりも遠い場所(群馬県館林市) 2022/2/11

簡単な作品紹介

宇宙(そら)よりも遠い場所、通称「よりもい」は2018年春に放送されたアニメオリジナル作品です。

ものすごく簡潔に言うと「4人の女子高生が南極を目指す話」なんですが、それぞれキャラが立っていて魅力溢れる登場人物たち、軽妙でテンポよく繰り広げられるギャグシーン、物語が前に進んだときの爽快な演出、思春期特有の繊細な人間味の描写…どれをとっても非常にクオリティが高いです。

また、文部科学省国立極地研究所海上自衛隊・SHIRASE5002(WNI気象文化創造センター)が制作に協力していることもあり、南極観測船昭和基地での様子の描写にはリアリティがあります。

 

主人公たちの住んでいる街のモデルが館林で、こちらはアニメツーリズム協会が選ぶ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に5年連続で選ばれました。

物語後半は実際に南極に向かって旅立ち日本を離れるので、今回の巡礼地は主に前半で出てくるシーンになります。

 

 

聖地巡礼記録

アニメ画像はすべて「宇宙よりも遠い場所」より引用

 

館林駅東口

1話のタイトルカット&キマリが駅に向かうシーン。

館林はおとぎ話「分福茶釜」ゆかりの地と言われており、街のいたるところに狸の置物があります。

 

 

茂林寺前駅

館林駅の1つ隣の駅です。

作中では、キマリたちが通う学校の最寄り駅とされています。

 

 

 

茂林寺

キマリたちが学校帰りによく寄っている寺。

ここも狸の像がいっぱいありました。

 

 

 

つつじが岡公園の東屋

こちらは館林駅から少し歩いたところにある公園。

こちらの公園のふれあいセンターには聖地巡礼ノートが設置されています。

 

 

 

金山神社

キマリの家の近くにある神社です。

実際は神社の前に橋は存在せず、アニメ特有の描写のようです。

 

 

 

 

おまけ

「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に何年も連続で選出されているだけあって館林市のバックアップも手厚く、街中にのぼりや横断幕が飾ってあったりします。

左上のやつは館林駅、右上のやつは↓このへん、下2つはどこだったか忘れました…

 

【聖地巡礼】やくならマグカップも(岐阜県多治見市) 2022/3/8~9

簡単な作品紹介

 

やくならマグカップも、通称「やくも」は多治見の伝統工芸である美濃焼をテーマにした作品で、陶芸部に所属する4人の女子高生の日々を描く、いわゆる日常系アニメです。

原作はフリーコミックで、こちらのサイトからダウンロードして読むことができます。

このアニメは特殊な構成をとっており、前半15分がアニメ本編、後半15分がメインキャストの声優4人が多治見の街を回っていろいろな体験や観光をする実写パート「やくもの放課後」という混合編成になっています。

その実写パートを見て多治見の街に興味を持ったのも、この聖地巡礼のきっかけの1つでした。

 

 

聖地巡礼記録

 

実はやくならマグカップも×多治見は、アニメツーリズム協会が選ぶ「訪れてみたい日本のアニメ聖地88(2022,2023)」に選出されています。

 

多治見市公式もコラボに積極的で、聖地巡礼マップなども配布されています。

今回はこのマップを参考に巡礼していくことにしました。

 

※アニメ画像の出典はすべて『やくならマグカップも』

 

 

ながせ商店街

ながせ通りの東側の入り口です。

角度を合わせようとすると横断歩道上で撮影する必要があるので車に注意。

 

 

 

ローズ理容

ローズ理容の店舗東側の壁に描かれているモザイクアート。

道路の色合いはかなりアレンジされてますね。

 

 

 

おりべかっぱ広場

多治見にはカッパに関する伝承があるらしく、市のマスコットキャラクターにもなっているようです。

↑ロケ地巡り案内ボードもありました

 

 
多治見橋

多治見橋の駅に近い方の端のあたりです。

ここも確か案内ボードがあったはず…

 

 

土岐川河原

河原の壁に延々続いている謎のアートです。

もしかしたら色と模様が完全に一致するものがあったかもしれませんが見つけられず…

 

 

IRISE antique

主人公の父親が経営する店「CAFEときしろう」のモデルとなった建物。

リアルではアンティークショップのようです。

 

 

 

多治見駅

オープニング映像で流れるの謎の壁画、実は多治見駅です。

 

↑駅にはこんな感じでポスターやアニメ制作過程説明画などもありました

 

 

虎渓用水広場

多治見駅北口にある公園のようなスポットです。

 

↑ここも紹介ボードがありました

 

 

 

おまけ

多治見市役所に行くと、「やくもの放課後」で声優4人が作った陶芸作品の展示がありました。

 

さらに市役所の公用車がやくもでラッピングされ、「痛公用車」になっていたり…

 

市全体で推していこうという雰囲気が感じられて良かったです。