タイトルの通りです。5位から書いていきます。
あらすじ(公式サイトより)
青葉中柔道部の園田未知と滝川早苗は中学最後の試合に臨んでいた。これでもう柔道をやめようと決めた未知は「スパっと一本勝ちで終わりにする!」と宣言する。しかし、結果は真逆で相手の絞め技で一本を取られ、その瞬間の失神した顔のアップがネットで晒されるという悲惨なことに……。何とも残念な終わり方になってしまったが、これで柔道は卒業して受験に専念。
9カ月後、青葉西高校には無事に合格した未知と早苗の姿があった。
柔道をする女子高生たちのお話です。よくあるゆるふわ日常モノというよりは、わりとスポ根系に近いかもしれません。
最初は正直「あんま予算かかってなさそうな作品やなー」と思っていたのですが、全体的に丁寧に作られており、ここぞというシーンの作画は良く、何よりストーリーが面白いので好感が持てます。
かなり良い作品だと思うのですが、あまり人気のあるジャンルではないのもあってか全然話題になってない気がします…。なんとなく火ノ丸相撲とかに近いものを感じました。
▼3話まで見終えた時の感想ツイ
推しキャラ: 姫野紬(ひめのつむぎ)
出典:『もういっぽん!』10話
初登場は7話と遅めですが、ずっとOP/ED映像やキービジュアルにはいたので気になっていました。ぶっちゃけそれだけ見るとクラスメートのギャルか…?などと思ってました
(以下ネタバレ含むため反転)
7話開始時点では柔道部は4人(全員1年生)しかいなかったのですが、全国大会の団体戦は1チーム5人制ということで、顧問の先生が「秘密兵器」として勧誘したのが3年生の姫野紬でした。
彼女は前年まで柔道部でしたが、先輩の卒業により部員が自分だけになってしまったこともあり、柔道から身を引いていました。一度は勧誘を断ったものの、主人公や中学時代の同級生の言葉もあって再入部を決意します。
派手めの外見ながら柔道への熱い思いを内に秘めているというギャップや、唯一の3年生という難しい立場ながら懸命に自らの役割を果たし部員を鼓舞する姿が非常に推せます。
4位: お兄ちゃんはおしまい!
あらすじ(公式サイトより)
引きこもりのダメニートな緒山まひろは、ある日目覚めると“女の子”になっていた!?
鏡に映る美少女が自分だと分からず混乱するまひろのもとに、飛び級で大学に入学した天才科学者である妹・緒山みはりが現れ、飲み物に怪しげな薬を盛られていたことが判明する…!
1話放送後から大きな反響を呼んだ通称「おにまい」。主人公がTS×年齢逆行の結果「妹の妹」になってしまうという、性癖が壊れそうな設定です。主人公はそのままJCとして中学校に通い、クラスメートとわちゃわちゃゆりゆりするギャグ展開でストーリーは進行していきます。
原作も少し読みましたが、率直な感想は「アニメ製作会社ガチャSSR当てたらこうなるのか…」でした。作画はヌルヌル、テンポも抜群、すべてのクオリティが高いなという印象を受けました。
▼2話を見終えた時の感想ツイ
推しキャラ: 緒山みはり
出典:『お兄ちゃんはおしまい!』オープニング映像
主人公まひろの妹で、天才的な科学力によりまひろをJC化させた張本人。
ぶっちゃけキャラデザが好きです。あとなんやかんやでブラコンなところも好きです。
そしてオープニング映像のラストのアリナシダンスがめっちゃ良き。
▼ギャルモードみはり(禁止カード)
出典:『お兄ちゃんはおしまい!』11話
3位: 虚構推理(Season2)
あらすじ(公式サイトより)
“怪異”と呼ばれるものたちは、この世に確かに、当たり前に存在している。
“怪異”たちの“知恵の神”である少女・岩永琴子のもとには、今日も“怪異”にまつわる悩みごとが持ち込まれていた。
そんな琴子の隣に立つのは一目惚れした相手であり、“怪異”にさえ恐れられる男・桜川九郎。
これは、普通ではない2人が力を合わせ、“怪異”たちの引き起こす理外的でミステリアスな事件に【虚構】で立ち向かっていく物語。
体感では、ミステリ要素と怪異要素と恋愛要素が6:3:1くらいの割合で混在する作品という感じです。
「鋼人七瀬編」がその大半を占めていた1期と対照的に、2期は「導入(アニオリ)」「雪女編」「六花再び」「電撃のピノッキオ編」「スリーピング・マーダー編」「うなぎ屋の幸運日」と1~4話で完結する比較的短めの編で構成されています。
1期放送後に原作漫画の方を読み進めたので今回放送された分はすべて既知の話でしたが、改めて見ても十分に楽しめました。本当に話の作りが上手い…
尺の都合でカットされたエピソードもあるので、気になる方は是非…マガポケのアプリなら1日1話無料で読めます。個人的に岩永琴子高校生編(20話)が特に好きな話です。
推しキャラ: 雪女
出典:『虚構推理』14話
主人公の岩永琴子も好きなんですが、Season2で言うならやはり雪女になるかなと思います。
人外のキャラが出てくることも珍しくないこの作品ですが、ひときわ美しく描かれてる気がします。顔が良すぎる。
▼人間を装ってる姿もgood
出典:『虚構推理』14話
2位: イジらないで、長瀞さん 2nd Attack
あらすじ(公式サイトより)
「後輩の女子に泣かされた……!!」
ある日の放課後、たまに立ち寄る図書室で、
スーパー“ドS”な後輩に目をつけられた!
先輩を、イジって、ナジって、はしゃぐ彼女の名前は──
『長瀞さん』 !
憎たらしいけど愛おしい。苦しいのに傍にいたい。
あなたの中の何かが目覚める、“Sデレ少女”の物語。
これだけ読むと「特殊性癖向けアニメかな?」と思われるかもしれませんが(実際その側面はありますが)、この作品はラブコメとして非常にクオリティが高いと思っています。
ヒロインである長瀞を魅力的に描くという最重要ポイントを保ちつつ、柔道大会編で過去に触れてちょっと真面目な話をしてみたり、キレキレのギャグの応酬があったり、あるいは申し分ない展開があったり…
1期序盤は結構キツめの描写も多いですが、徐々に長瀞がデレ始めてエモい展開も増えていきます。個人的にはこのくらいの塩梅が一番刺さります。
一方で、Mの有識者からは「長瀞さんには、もっと一方的に主人公を蹂躙してほしいところである」というコメントをいただいており、バランスを取るのは難しいなと痛感するところです。
▼5話、6話放送後に高まり散らしているツイート
推しキャラ: 長瀞
出典:『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』6話
ヨッシーや折原といったサブキャラもわりと好きなんですが、やはりこの作品はメインヒロインの長瀞なしには語れないですね。
「Sデレ」と表現されているように、古今東西のツンデレキャラよろしく「攻撃力は高いが防御力は低い」系です。特に2期ではすぐにデレ瀞になります。
▼デレ瀞
出典:『イジらないで、長瀞さん 2nd Attack』5,6,8,11話
1位: 転生王女と天才令嬢の魔法革命
あらすじ(公式サイトより)
パレッティア王国王女、アニスフィア・ウィン・パレッティアには前世の記憶がある。魔法が当たり前に存在する世界に転生し、魔法使いに憧れるアニスフィアが夢見たのは、魔法で空を飛ぶという、破天荒で非常識なことだった。
けれど、なぜか魔法が使えないアニスフィアは日夜、キテレツ王女とあだ名されながら、怪しげな研究に明け暮れるはめに。
ある夜、お手製魔女箒で空へ飛び立ったアニスフィア。暴走する箒が飛び込んだのは、貴族学院の夜会。
そこでは、魔法の天才と噂される完璧公爵令嬢ユフィリアが、アニスフィアの弟・アルガルド王子から婚約破棄を宣言されているところだった。声もなく流されるユフィリアの涙を見たアニスフィアはそっと手を差し伸べる。
結構迷いましたが、1位はこの作品になるかなと思います。正直放送前は完全にノーマークで「また凡庸な異世界転生モノかな…」とさえ思ってました。
高評価としたポイントはいくつかありますが、やはり最も特筆すべき点は作画ですかね。人物のかわいさ、背景の美しさ、戦闘シーンの動きと全てにおいてハイクオリティで、それが最終話まで維持されていました。
キャラクターもたいへん魅力的です。破天荒で自由人な女×真面目すぎて壁にぶつかった女のバディものと言うと、昨年放送された「リコリス・リコイル」を思い浮かべる人も多いかもしれません。最近のトレンドなんですかね?
また全体的にテンポ感も心地よく、このへんはシリーズ構成渡航(俺ガイル作者)というのもあるのかなーと思ったりしました。
▼3話見終えた後のツイ
推しキャラ: レイニ・シアン
出典:『転生王女と天才令嬢の魔法革命』7話
アニスもユフィもティルティもイリアももちろん素晴らしいです。ただ、誰か一人を決めるなら、レイニ嬢になってしまいます。cv羊宮妃那で脳が溶けました。
(以下ネタバレ含むため反転)
実はヴァンパイアと人間のハーフで、無意識下で魅了の能力を使っていたことが6話で発覚します。ワイも魅了されました。 その事実を知ったときの曇り顔たるや、これほど美しいものはないでしょうね…
ヴァンパイアの能力が呼び起こされたレイニは、以降定期的に吸血衝動が起こる身体になってしまい、そのたびにイリアの首筋から血を吸うことになります。妖艶過ぎる…
(コミカライズ4コマでも描かれてましたね)
▼曇り顔も美しい
出典:『転生王女と天才令嬢の魔法革命』8話
おまけ
惜しくも作品自体のベスト5入りはなりませんでしたが、個人的に好きだったキャラを特別枠で書いておきます。
群堂みすず(トモちゃんは女の子!)
出典:『トモちゃんは女の子!』2話
主人公&ヒロインの友人で、いつも冷静&毒舌なキャラクターです。cvは日高里菜。
日高里菜というと、りゅうおうのおしごと!の雛鶴あい・艦これの睦月・盾の勇者の成り上がりのフィーロ・転スラのミリムなどといった幼くて天真爛漫なキャラクターがハマリ役だという固定観念を持っていたのですが、実はダウナー系キャラの方がその真価が発揮されるのではないかと考えるようになりました。
思えば最近はかぐや様の大仏こばち・連れカノの伊理戸結女・式守さんの八満など、落ち着いたキャラの声を当てることも多い気がしますね。
クール系キャラが動揺を隠せないシーンからしか摂取できない栄養素があると思っているので、たいへん琴線に触れました。毎話終了後に「群堂みすずが好きすぎる部」を高らかに宣言していたくらいです。
単体でも好きなんですが、キャロル・オールストンという頭ゆるふわ系っぽいキャラとの絡みもめちゃくちゃ良かったです。
基本的にはキャロルが一方的に距離を詰めては突き放されるというパターンが多いのですが、なんやかんやでキャロルもアホっぽい雰囲気を醸し出しながらもちゃんと空気を読めていて核心を突いた発言をしたりするので、結構いいコンビです。
▼いつもみすずに邪険にされるキャロル
出典:『トモちゃんは女の子!』8,9,11,12話
アン・ハルフォード(シュガーアップル・フェアリーテイル)
出典:『シュガーアップル・フェアリーテイル』8話
こちらはゴリゴリファンタジーな世界が舞台のお話。
砂糖林檎から作られる「砂糖菓子」が幸運をもたらすと信じられている世界で、亡き母の跡を継ぎ、一流の砂糖菓子職人になることを目指す少女です。
ある事情から眉目秀麗な護衛妖精のシャルと行動を共にし、旅を続ける中で2人の距離が縮まって行く…というストーリーで、少女漫画に近い雰囲気です。
真面目で明るく前向きな性格ですが、真面目すぎる故に一部からは疎まれ、たびたび窮地に陥ってしまいます。窮地で見せる曇り顔はこの世で最も美しいものの一つと言えます。
▼曇らせは正義(デジャヴ)
出典:『シュガーアップル・フェアリーテイル』7,12話