簡単な作品紹介
「色づく世界の明日から」はP.A.WORKS制作のオリジナルアニメで、2018の秋アニメとして放送されました。
主人公の月白瞳美は魔法使いの家系に生まれながら魔法に対して嫌悪感を持っている高校2年生の少女で、幼い頃に色覚に異常をきたし、目に見えるものすべてがモノクロに映るようになってしまいました。
その事情もあって他人に心を閉ざしがちだった瞳美ですが、祖母の魔法により(半強制的に)西暦2078年から2018年にタイムスリップさせられます。当時女子高生だった祖母の家に居候し、その時代の高校に通いながら元の時代に帰る方法を探すことになります。
この作品の最大の魅力は、何と言っても作画の美しさでしょう。単にキャラクターがかわいかったり動きが滑らかだったりというだけでなく、背景作画が非常に丁寧です。
出典:『色づく世界の明日から』
↑この蛇口の作画1つとっても、そのクオリティの高さがよくわかると思います。
もちろん作画だけでなくストーリーも非常に面白く、いろんな人と関わって徐々に変わっていく主人公や、サブキャラクター間の人間関係の描写などが大変エモいです。
個人的にはもっと評価されるべき作品だと思ってます。
聖地巡礼記録
アニメ放送から3年経ったタイミングでこの作品の聖地巡礼を行おうとしたきっかけは3つほどあります。
1つめはちょうどその頃(2021/10~12)に色づく世界の明日からの再放送が行われていたこと。
再放送を視聴して、改めて良い作品だな〜と感銘を受けました。
2つめは公式が長崎の各施設に期間限定でフォトスポットを設置したこと。
\\✨お知らせ✨//
— アニメ『色づく世界の明日から』公式 (@iroduku_anime) 2021年12月24日
本日より3月中旬まで、長崎の5箇所に「色づく世界の明日から」のフォトスポットが設置されます!
📷場所
グラバー園展望デッキ
長崎歴史文化博物館
長崎駅高架広場
出島ワーフ
長崎水辺の森公園
グラバー園は描き下ろしイラストです!
詳細:https://t.co/zrzLRoPvEb#iroduku pic.twitter.com/FfbqPHHebc
市内の5箇所に大型パネル設置という、長崎市の協力も得た企画がアニメ放送から3年後に行われるとは…。
3つめは↓を読んだこと。
原文は2019年4月に発売された雑誌に掲載されたもののようですが、このタイミングでちょうどweb記事化されていました。
そんなこんなで長崎行きて〜と思っていたところにちょうど連休があったので、急遽飛行機を予約し、軽率に長崎に飛びました。
アニメ画像は『色づく世界の明日から』より引用
祈念坂
キービジュアルの集合絵の背景として描かれていた場所。
この作品以外にも、映画やポスターのロケ地として使われることが多いそうです。
付近は狭くて急な坂道が続いています。
グラバースカイロード
全国的にも珍しい「斜行エレベーター」がある場所。
坂が多いという長崎の地理的事情もあって作られたもののようです。
無料で誰でも乗れます。
グラバー園
魔法写真美術部が撮影に訪れたスポット。
幕末の長崎開港後に来住したイギリス人商人グラバーさんの邸宅跡地で、入園料が必要です。
↓主演声優の石原夏織&本渡楓のサイン入りパネルもありました。
リンガー通り
オープニング映像の一コマ。
こちらを撮影するには「旧三菱第2ドッグハウス」の建物内からになりますが、これはグラバー園の敷地内にあり、園内に入場する必要があるため注意。
グラバー通り
オープニングのサビで瞳美が走ってるシーン。
グラバー通りはグラバー園から長く伸びていますが、画像の場所は「長崎伝統芸能館」の前あたりです。
長崎水辺の森公園
出島の南の方にある広い公園です。
岩に座ってるシーンは多分この角度だと思うのですが、実際とは少し木の位置が違うようでした。
眼鏡橋
これもオープニング映像のシーン。
1634年に作られた日本最古の石橋らしいです。
中島川には狭い間隔でいくつも橋がかかっています。
風頭公園展望台
市街地から少し東に離れたところにある山の展望台。
左奥の方に見えるのは女神大橋ですね。
石橋駅電停
運行の邪魔にならないよう注意しましょう。
出雲近隣公園
物語のクライマックス、儀式を行うシーンですね。
夜景スポットでもあるので、夜でもわりと人がいました。
おまけ
先述した公式フォトスポットです。
出島ワーフ、長崎駅高架広場、長崎水辺の森公園
グラバー園展望デッキ、長崎歴史文化博物館